2003年5月31日(土) バスルーム書道 

夜から予定を空けてあったのに、電話したら「あー、アレ、やっぱり中止」だと。ぶー。
せっかく台風も通り過ぎたのになぁ。
ま、そこはポジティブに発想の転換をしなくちゃならん。

晩ご飯は、豚冷しゃぶ。
テレビCMを見て夕食を決めるなんて、なかなかどうして悪くないものですね。

数週間ぶりに、TBS「ぼくの魔法使い」を観る。ほほほ。


 2003年5月30日(金) ジェットロック 

晩ごはんは、エビとサーモンのちらし寿司。
給料日だしさぁ。


 2003年5月29日(木) 素肌クラブ 

暑くて寝苦しかったし、起きてからずっと関節とか肩が痛い。ぶつぶつ。
こういう日は時間が経つのが遅く感じられる。

新宿タワレコに行ったら、イベントステージに諸星“かぁくん”和己がいた。
まぁモロボシというのはひとつの象徴でありますが、
一世を風靡したのは紛れも無い事実ですよね。
そして現在、――もちろん今日だってファンはたくさん来ていましたが――
世間一般的にみて、彼は既に過去の人物として広く認識されているわけです。
その際我々は、彼を前にして、あたかも15年前の幼き自分を見るかのように、
あるいはまた、自分が彼より15年分も先へ進んでおり、
今や彼を上から見下ろす存在として生きているかのように感じてしまうのです。
ところが、我々と同じように15年間を乗り越え、現在を生きているモロボシ(32)本人は、
過去のモロボシと地続きであることを止めることはできません。
こういうのって、見方によってはひとつの地獄ですよね。
そこから学ぶべき事は何だろうか?

THA BLUE HERB「未来は俺等の手の中」を試聴。
試聴機の横にリリックも貼ってあった。うほほーい。

▼購入CD
CONSOLE「ROCKET IN THE POCKET」(MATADOR/payola/P-VINE)
▼購入雑誌
「COOKIE SCENE VOL.31」(ブルース・インターアクションズ)


 2003年5月28日(水) サリエリのための 

家賃を振り込んだり、請求書を送ったり。

なぜか母がまだ居る…。予定と違うじゃん!
二日目になると途端に(相手するのが)面倒くさくなるんだよなぁ。
実家に帰ったときも同じ現象が。

バイトの帰りに新宿で黒の革靴を買った。
ほっ。これで週末の六本木も安心だ。

あとね、海外からこのクソ日記を読んでくださってる方、
たまにはメールで近況をお知らせください。返事確実。


 2003年5月27日(火) 変体少女文字 

母が来る。
先週の金曜くらいから東京に来てたらしいんだけど。
惣菜を食べつつ、ワイン1本空けながら談笑。
まぁ彼女もそれなりにいろいろとあるようで。
親子とは言え、滅多に話なぞしないものですから。

酔っ払ったのでもう眠る…。

安野光雅・森啓次郎「安野光雅の異端審問」読了。


 2003年5月26日(月) 十八史略 

地震でグラグラ。
職場は21階建てビルの11階なので、思ったより揺れた。

サマセット・モーム「アシェンデン 英国秘密情報部員の手記」(ちくま文庫)読了。
クールなスパイもの。各章が、独立した短編としても楽しめるようになっている。
あれ?長編としても楽しめる短編集、なのかも。
それぞれの短編は、長さも重さもまちまちだし、ヴァラエティに富んでいて、
こういうのって、ティム・オブライエンの「本当の戦争の話をしよう」も同じ手法だよね。
それを抜きにしても、最後の「ハリントン氏の洗濯物」なんて、
時に滑稽さを伴って顕れる誠実さの形や、ただ観察することでしか捉えられない現実、
なんてところが、かなり近い感触。なるほどね。

帰りに笹塚の啓文堂で「ユリイカ」6月号を立読み。Jポップの歌詞がどーたらこーたら。
飛ばし読みなのでアレだけど、宇多田については意外なほど語られていない。
ウタダは相当の歌詞フェチだと思うけどなぁ。

ここしばらく、本も読めないくらいの毎日だったが、
ちょっとずつ日常を取り戻しつつある。

夜はカレーライス。しめじカレー。
牛すね肉が安かったので、しっかり煮込む。ぐつぐつ。


 2003年5月25日(日) ホテルの光 

ピザトーストっていうのは結構おいしいものだね。
しかし、今の家では、トースターを置く場所がないんだぁ。

友達の結婚式の二次会が来週あるんだが、
うーん、服装をスーツにするなら、いや、しなかったとしても、
革靴のほうがいいよなぁ。一足も無いっつうのはやっぱり困るね。買わなきゃ。

中目黒の「味噌一」で味噌ラーメン。
ブックオフ中目黒店に寄ってから帰宅。
自転車が撤去されてなくて良かったにょ。


 2003年5月24日(土) 全能の神・不能の民 

出かけようと思っていたが叶わず。
暗い部屋で明るく過ごす。

「翼の端には小さな明りがついていた。わたしは、二十三マイル先で輝いている燈台のような暗闇のなかの明りが気に入ったので、それを永遠にわたしの秘密のお守りにすることにした。」(R・ブローティガン「堕胎、歴史的ロマンス1966」)


 2003年5月23日(金) ペール・ギュント 

朝、チラシの修正作業を終わらせてから出社。

社員が留守で、ちょいと忙しい一日。
まぁバタバタとしているうちに時間が過ぎていったので、あっという間に終業。
そそくさと退社する。

晩ごはんはマグロ丼でした。


 2003年5月22日(木) めぐり姫 

昨日夜更かししたので眠い。
驚くほど内容の薄い一日。
あんまり器用でないのです。


 2003年5月21日(水) エジプティシャン 

夜中、森野さんが来宅。
CD聴きつつ、打ち合わせしつつ、漫才バカ一代のチラシを製作。
うーむ、まとまんねー。

AM4時就寝。洗濯し忘れた!天気の良い日が少ない時期なのに。

▼購入雑誌
「TV Bros」(東京ニュース通信社)


 2003年5月20日(火) ピップフジモト 

どっこらしょ。
バイトの帰りに、青山ブックセンタールミネ2へ。
おおひなたごう「フェイスガード虜」(秋田書店)を立読みで読了。
おおひなたごうが少年チャンピオンで連載している、という事実は
マンガ界に限らず、ある種のクリエイター達にとって、希望の拠り所になっていたりするのでは?
もしかしたら、こういうものが今後の突破口になっていくのかもしれない、という気にさせられます。

今日はめずらしく、仕事もないので早い時間からウトウト。


 2003年5月19日(月) 雲散霧消 

週初め。
朝からずっとコラム集の校正をやっていたので、まぁ読書なのかバイトなのかよくわかりませんね。
ふだんはもっとつまんない物ばっかりですが。

帰ってサバ味噌つくる。150円也。
笹塚駅前のライフが23:45まで営業時間が延びてた。
えー、惣菜の100円引きとか半額シールは何時頃から貼られるんだろうか…。

ラクラクな仕事を一件片付ける。


 2003年5月18日(日) WASABI 

昼寝したり、ちんたら過ごしてたら終わってしまった一日。
漫才バカ一代のチラシ用のイラストをちょこっと描いただけ。
まぁ休養日だね。来週は仕事の予定だし。


 2003年5月17日(土) じゃいあんとけるぷ 

とりあえず復活。寝てるわけにはいかないぜ。

「ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!」(1993年イギリス/ニック・パーク監督)をビデオで鑑賞。
あはは。イギリスっぽいところが好きだなぁ。

夜、carrotsのライブに行くも、諸事情により遅刻。
しかも場所がわからずウロウロしてるうちに終わってた。あちゃー。
打ち上げで謝って事なきを得る。しかし、調子に乗ってはしゃぎすぎ、酔っ払う。
終電で方南町からヘロヘロと歩いて帰る。ふぇ〜。


 2003年5月16日(金) 缶トリークラブ(ボランティア活動) 

熱が下がらないので、バイトを休む。
電話したら「SARSじゃないの〜?」だってさ。みんな、発想がワンパターンだよなぁ。

「ケイゾク」TV版を最後までビデオで観る。
ほーう。こりゃ放送当時に観てなかったのは反省。人がけっこう死にますね。
TVドラマは数多く観てきたけど、
やっぱり「沙粧妙子・最後の事件」に強烈な影響を受けた世代なので
包帯ぐるぐる巻きで口に柿ピー詰められて「梶浦だわ」ってセリフには、ピクッときた。
まぁ謎とかトリックはユルいんだけどさ、
それを上回る展開の面白さ、あるいはネタ的な楽しみ方、ということで。

観てるうちにカゼは治ってた。
さぁて、ドンキホーテでも行こうかな。


 2003年5月15日(木) 対向車線のきわどい Watch Your Step! 

あーダメだ。寒気がする。
雨で腰も痛いし、仕事は残業だし。

ということで、真冬と同じだけの布団を掛けて寝ます。
気にしないで下さい。
これからは、人並みにカゼくらい引くことにしました。
なんまんだぶ。


 2003年5月14日(水) 黒い霧事件 

珍しいことに、ちょいと風邪気味。
バイト中に、エレベーターの前で突然クラリとしてしまった。
まー、確かに今週は無茶な生活が続いてる。
帰りの電車も寝過ごしちゃうし。

夜、トヤが来たので、目の前で仕事を片付ける。
監督者がいると一瞬で済むのな。いやー、サボリ癖が抜けないもので。

早寝。


 2003年5月13日(火) ノックのあとで 

バイト帰り、築地市場で仕事の打ち合わせ。
茄子フライ定食を食べながらビール。

さっそく仕事に取り掛からないとなぁ。
生まれ変わった私。改造人間。


おいなりさん

「アッ!」
「な、なぜ、稲荷ずしが…!?」
キツネにつままれた気分、とはまさにこの事だろう。
いや、稲荷ずしなので、キツネにつつまれたご飯、というべきか。


 2003年5月12日(月) はんきいぱんきい 

先週くらいから、寄り道せずに帰る日が増えたなぁ。
8時すぎには家に着くから、わりと時間があるような。ないような。
そして、頭の中は常にクラクラと。ずっと目が回っているような気分。

ちょっとした報告があるので、エアメールをしたためーる。
その気になれば、こうやって30分で書けるのにね、すっかり筆不精になったもんだ。

夜中、いろいろとトラブル。そして最後には万事解決したのでした。めでたし。


 2003年5月11日(日) シルエット 

午後、下北沢までキーボードを持っていく。うげ、腰が…。
渋谷7th Floorでrisetteのライブ。
イベントは懐かしい雰囲気で良かった。打ち上げして終電前に帰宅。

夜中、おかやすが遊びに来る。
対談は今年に入って3度目だが、テーマは一貫しており、
会話はいよいよ突き詰めた内容になってきた。


 2003年5月10日(土) 極彩色の熱情 

昼まで眠る。
午後に、ライフライク事務所でrisetteのバッヂ作り。慣れてきたので、作業スピードは早くなった。

6歳の頃から知っている、古い友人の結婚式が岡山であるそうで、初めて電報なんてモノを打ってみる。
大人になったのか?
祝電披露でウケが取れるほどユニークな文面は思いつかず。

映画「チェブラーシカ」(1969,1971,1974年/ロマン・カチャーノフ監督)をビデオで。
何の動物かわからない、というのがいいなぁ。


 2003年5月9日(金) メルキト゛ の まち 

週末がちょっと忙しそうなヨカン。わくわく。

残業して、タワレコとABCルミネ2に寄って帰る、という
典型的なパターンの金曜日。

夜中、渋谷チェルシーホテル(という名のライブハウスね)で
Cymbalsアルバム完成お披露目会があるというので、誘われて観にいく。
ほえー。すごく久しぶり。なるほどなぁ。

森野さんとTAXIで笹塚へ。AM4時帰宅。


 2003年5月8日(木) かんむしちちはき 

日記に書くほど何も特別なことはありませんでした。
こんな日もあるのだにょ。
俺は、なんなんだ。


 2003年5月7日(水) 口移しにメルヘン下さい 

暑くて寝苦しい。
気に掛かっていることがあるのか、夜中に何度も目が覚める。

「人生というものは、主人公がある章からほかの章へと、いかなる公分母もなしに、つねに新しいさまざまな出来事に不意打ちされる悪漢小説には似ていない。人生は音楽家が変奏つき主題と呼ぶ作曲法に似ている。」(ミラン・クンデラ)


 2003年5月6日(火) 糖尿病病棟女房闘病要望 

ダラけてますなぁ。夢うつつ。
しばらく祝日もないしさぁ、また日常という名の煉獄が続く…。

うそうそ。帰ってビシっと仕事を片付ける。さすが俺。
風呂入ってこよーっと。ルンルン。

スーパーで買ってきた「芽室産・ひとくちメークイン」を茹でて食べる。
だって「ゆでるだけでおいしい」って書いてあるんだもん。
まぁね、サツマイモ並みに甘くてほこほこ。
しかし、すぐ飽きる。所詮ジャガイモだからな。


 2003年5月5日(月) 凛々しく恋してゆきたいんです私 

午後は涼しいところでリラックス&ヒーリング。

夕方から、奥沢のSOUND WORKSでリゼットのレコーディング。
遅刻しちゃった。
今回の録音機材はウチノくんのAW-2816。オールインワンは手軽だね。
毎回録り方が違うってのはいいかも。
しかし、説明書読むのが面倒になってきたんで、歳取ったなぁ、と思う。
ツガイくんにお・ま・か・せ。

ラーメン食って、森野さんのところに寄って
ちょいと聴き直したりした後、AM0時帰宅。


 2003年5月4日(日) 針のむしろ 

友達が「ケイゾク」のビデオ(全4巻)を貸してくれたので、ぼちぼち観ようかな。
いやいや、その前に仕事だ。
午後からカタカタとパソコンに向かう。部屋は暑いが、冷えた麦茶を飲みつつ。

夜、森野さんと、Scotch Brightの越智さんが会うというので、同席させてもらう。
ということで初対面でしたが、いろいろと密談。ネットラジオの事を教えてもらったり。

AM0時すぎ帰宅。

CCCD不買運動なんかより、我々が取るべき具体的かつ建設的な手段というのは、
クソCDをクソだとハッキリ言わなきゃならない、ということですよ。
アナタ達の好きなCDとかは別にどうでもいいからさ、
どれがクソか、どいつがニセモノか、どこがどう腐ってるかを、どんどん見極めていかないと。
批評だろうと中傷だろうと、独り言だろうと。
もちろんインターネットなんてあってもなくても。

どうもね、自分が良くないと思うモノについて、
態度を保留したり、何も無かったことにするというのは
寛容にすぎるんじゃないかと思う。
「あんまり好きじゃないけど、まぁいいか」みたいな。

たとえば今、CD1枚買って失敗しても、さほど気にしない、という人は多いと思うんだが、
その間違ったチョイスが、巡り巡って、結局ゴミ連中の資金源になっているわけですよ。
それを深く恥じ入るべきかと。


 2003年5月3日(土) ウンジャマラミー 

冬物をクリーニング出したり、実家に荷物おくったり。

午後はマイハウスでゴソゴソと。
夜は炊き込みゴハンと白玉団子+ナタデココ入りフルーツポンチ作った。
しあわせ〜。

昨日の日記はダメ出しされてました。ごもっとも。


 2003年5月2日(金) めだまやきせんべい 

バイト。午前中はちょいと気分がすぐれず、ゲップばかり。

ビデオで「悦楽共犯者」(1996年イギリス=スイス=チェコ/ヤン・シュヴァンクマイエル監督)を観る。
セリフなし。ひゃー、映像も悪趣味度満点。でも可愛いのね。

▼購入書籍
福田和也「作家の値うち」(飛鳥新社)

§

家庭科の授業で、保育実習に行ったことがある。
班ごとに計画を立て、数週間の準備を経たのち、
気候のいい秋の日、僕らは午後から、近くの保育園へと歩いていった。

予定されていた授業の内容が、ひと通り済んでしまうと、あとは自由時間になった。
みんなは園庭に出て、園児たちと鬼ごっこや、なわとびをして遊び始めた。
絵に描いたような、平和で穏やかな昼下がりだった。

僕と彼女は、園庭の隅にある花壇の縁に並んで腰掛け、
遊んでいる園児とクラスメイトを眺めながらお喋りをしていた。

園児のなかでも、とりわけ小さな男の子が一人、こっちを見ていたので、
試しに手招きをしてみると、嬉しそうによちよちと歩いて近づいてきた。
彼女は、その子に名前を尋ね、
ひょい、と脇の下に手を入れて持ち上げると、自分の膝の上に乗せた。

そして二人で話の続きを始めた。
男の子はずっと大人しくしていたと思う。
空はよく晴れていて、クラスのみんなの声が、なんだかずっと遠くに聞こえていた。

やがて授業が終わりに近づき、片付けの時間になった。
彼女は立ち上がり、いつのまにか眠っていた子供を、そっと僕のほうに差し出した。
僕はその子供を丁寧に受け取ってから、顔を上げて彼女を見た。
彼女はにっこりと微笑んで、似合うよ、と言った。
そしてくるりと向きを変えて歩き出した。

彼女はいつもスペシャルな女の子だった。
それで僕は、自分の考えていることと、彼女の言っていることの区別がつかなくなることがよくあった。
きっと彼女も同じだったのだと思う。


 2003年5月1日(木) インテル、はみ出てる 

会社が休み。メーデーだそうな。
20年位前、当時サラリーマンだった父に連れられて集会に行った記憶があるんだが、
うーむ、かなり曖昧で、場所も思いだせない。どっかの河川敷だったか。
おっさんがたくさんいて、女の人がほとんどいなかった、というのと、
雨がしとしと降っていた、ということくらい。

銀行に行く用事がたまってたので、早稲田へ。
ついでに昔よく通ってた「古書現世」と「キノコノクニヤ書店」へ。
天気が良くてね、いい気分だった。

帰ってダラダラと晩メシ。
パン食べて、しばらくしてからサラダ作って食べて、
2時間くらい後でゴハン炊いて、ふりかけで食べた。

▼購入雑誌
「en-taxi」(扶桑社)
▼購入書籍
安野光雅・森啓次郎「安野光雅の異端審問」(朝日文庫)
▼購入CD
LALO SCHIFRIN「PIANO STRINGS AND BOSSA NOVA」(MGM)

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