2002年12月31日(火) 流刑地からの手紙(冒頭) 

拝啓 ソーフィヤ・セミョーノヴナ・マルメラードワ様

お元気ですか?とうとう最終回です。

大晦日だし、こんな書き出しでセキララに長い文章を綴ろうと思ってたんだけど
わざわざそんな恥ずかしいことしなくてもいいよな。ヤメタヤメタ。

依然として膠着状態のまま、さらに泥沼化の様相を呈してきた1年間。晴れた空に葬送の鐘が響く!
(了)


 2002年12月30日(月) しみ・斑点 

島田雅彦・浅田彰「天使が通る」読了。

読み終わった本や、保存したい雑誌は、ときどきダンボールで実家に送って
2階の元・自分の部屋に積み上げてもらってるんだが、
それがいつのまにかグチャンコになっていて、えらく不評なので整理する。
やっぱり書棚を買うべきなのか…。

タワレコのフリーペーパー「bounce」が8年分(90冊くらい)カンペキに揃ってるんだけど
このまま集めつづけても、永遠に無価値なのだろうか?歴史的資料とかにならない?
元手がタダだからな。


 2002年12月29日(日) モランボン 

午前中に、ちょこっと作業してメール出しておく。
年内にやっておくべきことは他にもありそうなんだが、優先順でひとつだけ。

午後、ぷらりと岡山に帰省。
昨日から眠ってなかったので4時間ずっと眠りっぱなし。新幹線は意外に空いてたな。

姉の家に寄って、甥と初対面。ばーぶー。


 2002年12月28日(土) 黒くて臭いハミガキ汁 

いよいよ大詰めですな。しかし最後の一手がわからない一年。
ビシっと決めたいものです。何かを。何もかもを。

夕食はたぬきうどん、ゴボウのごまドレッシング和え。
粗食です。長生きフード。


 2002年12月27日(金) オヨネコぶ〜にゃん 

がらんどう。

仕事納め。午後から職場は大掃除でした。ピカピカ。
なんだか一年間ずっと一所懸命に働いた気分になるから不思議。
ふー、終わりよければなんとやら、だな。

家に戻ると、昨日のカレーが一晩経ってまろやか&芳醇に!
辛さと香りがマイルドになり、味に立体的な奥行きと深みが拡がった!
…うるせえよ、って感じだな。とっとと食え。

夜中、豚肉とじゃがいもの煮物。
冷蔵庫に残ってたゴボウを使いきろうと思って煮物にしたのに、
作ってからそのゴボウを入れ忘れたことに気付く。
こういうことってよくあるんだな。アタマ悪い。

深夜、「マルコヴィッチの穴」(1999年アメリカ/スパイク・ジョーンズ監督)をTVで観る。
あ、これが今年観た映画のベストワンでも良いかも。
クリエイティヴィティ溢れる素晴らしい映画。特に前半がダントツに面白いね。

▼購入書籍
島田雅彦・浅田彰「天使が通る」(新潮文庫)
福永武彦「廃市・飛ぶ男」(新潮文庫)
バルザック「従妹ベット(上)・(下)」(岩波文庫)


 2002年12月26日(木) 若い真珠 

優しい木曜日。
天気のいい日、午前中に電車にガタゴト揺られながら、
車内いっぱいに陽が差し込んでて、外は寒くとも尻はぬくぬく温かい、
という状況は、ちょっとシアワセな感じだと思う。
思わず通勤中に居眠りを…。

社員食堂で昼食。

夜はタイカレー(レッドカレー)作る。無印良品のカレーキット使用。
ココナッツミルクとナンプラー付きで200円。
うげげ、ホントに辛い。記憶が飛びそうだ。辛すぎて味は不明。
エビで作れって書いてあったからそうしたんだけど、具はチキンのほうがいいかもなぁ。
あと、たけのこ水煮も欲しいぞ。

▼購入雑誌
「MSX MAGAZINE 永久保存版」(ASCII)
これでも一応、個人的な思い入れがありましてね。


 2002年12月25日(水) 百太郎=レオ人形 

うげー、朝からノドが痛い。口開けて睡眠してたらしい。
こういう時は仕事中もモチベーションが下がりっぱなしで眠い眠い。

年内は出ない、と言われていたIKKI最新号が出てたので立読み。あと、椎名林檎インタビューのJAPANとか。
タワレコ行ってbounce。

クッキングは休み。長浜ラーメン食べて帰る。

▼購入雑誌
クッキーシーン vol.28
▼購入CD
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR「YANQUI U.X.O.」(Constellation)


 2002年12月24日(火) 俺色に染まれ 

朝からなんだかぽわーんと温かい気持ち。これは…恋?!
ああ、なんだ。昨日観たビデオの余韻でした。

バイトへ。秘密の機器の使い方を教わる。これで効率アップよ。

夕食。ゴボウが安かったのできんぴらごぼう。
ええい、たくさん作ったれ!と思ってたのに、炒めたら縮んじゃった。
それとサーモンサラダ。

年賀状を書き殴る(グーで)。


 2002年12月23日(月) イチゴスプーン 

「ひみつの花園」(1997年日本/矢口史靖監督)をビデオで観る。
まぁ今年を気持ちよく締めくくりたい、と思って絶対ハズレのないものを借りてきたのね。
西田尚美は…うぅぅ、見てるだけでいつも目がハート型になっちゃうんだよなー。
いやー、コメディだし、面白いと思うんで、難点を挙げたりしたくないんだが
西田尚美の魅力は、もっともっと深いところにあると思う。
でも、若くてぴちぴちしてる時の映像がちゃんと作品に残っていて嬉しい。ステキ!

で、やや物足りない気分が残ったので、もう1本、彼女の作品を何か借りてくることに。
しかし「カタクリ家の幸福」も「MONDAY」も貸し出し中。
キー!余計観たくなるじゃないか。

延々と店内をグルグルした後、何故か「もう頬づえはつかない」(1979年日本/東陽一監督)を借りた。
この西田→桃井かおり、という流れの間には色々あるんだが、説明は不可能だな。
作品はまぁまぁ良い。ラストのほうでガッ!と印象的なシーンが目白押し。

晩飯はゴーヤチャンプルー。豆腐を炒めるのが難しい。
ゴーヤはたくさん食べるとさすがに苦味が気になるねー。


 2002年12月22日(日) ドリマトーン 

番井くんにもらった京都みやげの茶漬けで昼食。ちぇっ、京都いいよなー。

午後は久しぶりに部屋の掃除。モノが増えたので整理に頭を悩ます。
日が暮れてからプラっと街へ出掛ける。冬物とか、年末の買い物。
むっ、なぜか食材屋でナンプラーを購入…。近いうちにタイカレー作ってみよう。

帰ってきて、湯豆腐で夕食。その後は仕事。
旅行で集めてきたチラシ類(3kgくらい)を引っ張り出してきてネタを探す。


 2002年12月21日(土) 割れたタマゴはかえらない 

起きてすぐ昼飯を作る。はふはふ。
フライパンを毎日使ってるので、油のなじみが非常に良いよ。
まぁそんな事を発見しても誰も喜んじゃくれないが。

とりあえず年賀状を印刷してみた。
しかし結局、宛名とメッセージ書いて投函するのは年末ギリギリだろうな。
あー、インクジェットプリンターはホントに大嫌いだ。
いくら高画質になっても、普通紙で滲むんじゃ全く意味なし。
しかしインクジェット用年賀はがきを買うのはもっとイヤだ。妙に白いし、手触りも良くない。
モノクロでも古くても、レーザープリンタのほうが1000倍好きだよー。ふえぇーん。

夜、笹塚「M's curry」でToya君とメシ。
幻のカレー、という名のカレーを食べる。日によって中身が違うらしい…。

夜中は頼まれてた仕事。すっかり遅くなっちゃった…。


 2002年12月20日(金) 信義に悖る 

昼休みにダッシュで駅前の文鳥堂へ行って、本日発売の「茄子(3)」を買う。
職場の自分のデスクから、往復で30分かかるんだがね。まぁ歩きながら読んだりして。

夜、新宿JAMでマキタスポーツのライヴを観る。
バンドのコンビネーションが固まり、演奏がキッチリまとまっている分、
逆にマキタ氏の歌がオモテへ出てしっかり目立っており、観客に伝わりやすかったと思う。
うん、練習の成果が感じられる、なかなかの好ライヴだったのではないか。

新宿駅前でカレーうどん食って帰る。

§

そこは「香徳園」という名の小さな中華料理店だった。
赤いチェック柄のテーブルに、ビニールのテーブルクロスがかかっていて、
向かい側で彼女がメニューを選んでいる。その横には彼女の弟がいた。

10年前。まだ15歳だった時の話だ。

その日の午後を一緒に過ごしたあと、日も暮れて遅くなったので、僕は彼女を夕食に誘った。
すると彼女は、少し考えてから、それなら弟を連れて行っていいか、と言った。
これから自分が外で食事をして帰ると、弟の夕食を作る人がいないから、というのが理由だった。
父親と弟の3人で暮らしている彼女は、他の多くの父子家庭の例に洩れず、
実質的に言って、料理を含めたほとんど全ての家事を一人でこなしていた。

彼女の弟には何度か顔を合わせたことはあったし、
彼のほうでも、僕のことについて幾らかは知っているようだった。

そして僕らは3人で食事をした。
どんな話をして、何を食べたかという事はもちろん全て忘れてしまったが、
おそらく、少し緊張しながらも、なんとか息の合った会話をつづけようと努力したのだと思う。
帰り際に、彼女が僕の耳元でお礼を言ったのを憶えている。

ひとりで帰り道を戻りながら、僕はまったく唐突に、
彼女にとって必要なものを、今、自分が過不足なく与えられる存在であることに気付いた。
それは余りにも深く、巨大な事実であったので、
それが何を意味しているのか、ということは理解するまでもなかった。


▼購入書籍
黒田硫黄「茄子(3)」(アフタヌーンKC)


 2002年12月19日(木) ジャスト・キディング 

昨日はいい文章を書いたような気がするけど。

夏目漱石「硝子戸の中」(岩波文庫)読了。
テーマもなく、色々な記憶や身辺の出来事をさらりと書いてあるエッセイ。
この頃にはもう、名実共に大文豪として、ほぼ完成したスタイルをもってたのだと思われる。
まー、そうなれば何を書いても含蓄があるわけで。我々はそれをありがたがって読むだけです。
解説は竹盛天雄。そういや大学では、この人の授業も取ってたっけな。

夜、外苑前へ行って、夏まで働いていた会社の忘年会に顔を出す。社交。
なにやらホールを貸しきって、パーティ会場という雰囲気。関係者も多数。
森元くん( http://members.jcom.home.ne.jp/coskjp/ )に久しぶりに会った。
やー、BoAとかBOYSTYLEのシングル曲を作ってる好青年ですよ。相変わらずイイ人で嬉しい。

さくっと終電で帰宅。
黒田硫黄が「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門の大賞だそうな。ほえー。何はともあれ、明日を待つのみ。

▼購入雑誌
TVブロス(東京ニュース通信社)


 2002年12月18日(水) ルート20ゴースト 

ウキー!
毎日毎日、同じような日々だー。死ぬー。

でもホント、かつてなく大人しく暮らしてるよなぁ。生活の安定というのは恐ろしい…。
これで幸せならねー。

そう言い遺して、エヌ氏は消息を絶った。14年も前のことだ。
私は台所のスポンジを除菌しつつ、彼の行方について思いを巡らせていたが、
やがて薬缶に湯が沸き、ホイッスルがぴゅるるーっと鳴り出すと、サンバ調の鎮魂歌を口ずさんだ。
♪水仕事の前にハンドクリームを塗ると
 見えないヴェールが我々の指先を護る(そうね)
 しかし、クリームを塗りたくなるのは
 むしろ水仕事の後だったりしないくゎ?(ドイドイ)

2番の後半の、メロディが高音中心になって心身ともに盛り上がる箇所
(後で義妹が「サビ」と呼ぶことを教えてくれた)に差し掛かった途端、
なんだか照れたような笑みを伴って、吹奏楽団の演奏が始まった。

ふと気が付いた時には、すみずみまでカビを生やした風呂釜の底に、べっとりと亀が張り付いていて、
その甲羅には、さらにびっしりと般若心経の冒頭部分がデータベース化されていたので、
一連の事件の背後にエヌ氏がいる事を、私はいまさらながらに悟った。

彼はその後、ミクロのモイスチャー成分でツヤを増した髪を振り乱しながら、
江戸の世を思わせる猫のポーズでヨガの修行を毎晩続けたらしい。
どうりで死んだはずの孫の学校で噂になっていたと思った。


 2002年12月17日(火) ドクロマスクにかつら 

あらー、先週の元気は何処へやら。朝起きるのが辛くなってきた。
それでも朝から鶏肉を焼いて、にんにくの芽のソテーを添える。
んー、お弁当のおかずみたいな味だな。

阿部和重「ABC戦争」読了。ほっほー。これは非常に良い。
電車の中で読んで、思わず笑っちゃったくらい。ヤケクソでバカバカしくって最高。
「インディヴィジュアル・プロジェクション」は、さほど面白いとは思えなかったんだけど、
年代順にいっても、こっちを先に読むべきだったな。
突き詰めていって、こういう書き方になっちゃうのは非常にわかる、というか
まさに、こんなのを目指して(僕や、僕の周辺でも)書いていた時期があったような。

夜、渋谷でシマタニ君とノハラさんと、忘年会。鍋。
毎度のことながら、真面目な仕事の話。人脈と金脈について。

夜中、森野さんがMOでチラシのデータ持ってくるが、入稿の確認だけだったので一瞬で終了。
体調わるそうだった。


 2002年12月16日(月) ホットパンツが熱い 

じょりじょり、じょりじょり。ヒゲ剃りタイム。
フランスパンを齧りつつ紅茶。んー、パリジャン。

職場では、朝からどうもピリっとしない一日であったが、それでも真面目に働く。
夕食は今日も炒飯。ちなみに昨日は青椒肉絲な。
中華はもういいー。極めたよ(ウソ)。
なんかこう、「基本のおかず」的な感じのレシピ本が欲しいけど、ゴミ捨て場とかに落ちてないかね。

ももんがー。ももんがー。


 2002年12月15日(日) 酸菌抗体 

12月も半分過ぎたし、そろそろ今年を振り返る。
や、日記つけてイミあるとしたら、こうやってフラットに1年間を見渡せることくらいかもしんないし。

昨年末にいろいろあって、かなりダークな気分で新年を迎えたので
正月に「今年はダメな一年になるだろうな」と自分で予言したような気が。
うーむ、よくわっかんねえな。特に何もできない一年だったですよ。
リハビリとしての日記だったといえば、そうなのかも。

購入書籍約80冊、読了本約50冊。観た映画25本。

2002年ね。ホント、黒田硫黄には参った。
今年の後半は寝ても覚めてもそのことばっかり考えてて。
来る日も来る日も、朝から晩まで「茄子」を繰り返し読んで、
余りの悔しさに歯ぎしり&枕を濡らす毎日で。
結局、出てる単行本は揃えちゃったし、今でも家にいる間は常にページを開いてるんだけど。
しかし、こないだ「天狗党」読んでて、ふと気付いたら、
右手で持って読んでたのに、左手にも別の読みかけの作品が開いてて、
その「両手でマンガ読んでる」というポーズには自分でも呆れた。

黒田硫黄を別格にすれば、今年読んだものの中では
イサク・ディーネセン「アフリカの日々」がベストワンかな。
同じ作者の「バベットの晩餐会」と、福田恆存「人間・この劇的なるもの」も良かった。

音楽は宇多田のアルバムがダントツ。
一年中聴いてたのはTommy February6と、くるり「ワールズエンド・スーパーノヴァ」のシングル。

映画はジャック・ベッケル「穴」以外に記憶なし。

個人的3大出来事は、引越し・失業(7月)・写真を撮るようになったこと。

▼購入書籍
坂口安吾「白痴」(新潮文庫)
吉行淳之介「原色の街・驟雨」(新潮文庫)
阿部和重「ABC戦争 plus 2 stories」(新潮文庫)


 2002年12月14日(土) めがねドライブ 

ちゅどーん!
起きたら昼過ぎなので、おもむろに玉子ツナパスタと紅茶を食す。

映画「西部戦線異常なし」(1930年アメリカ/ルイス・マイルストン監督)をビデオで。
そう言われれば戦争映画って意外と観ているような。
まぁ他にジャンルでひと括りにできる映画なんて少ないだけかも。

安岡章太郎「花祭」(新潮文庫)読了。
んふ。課題図書って感じかなー。

年賀状のハガキを買ったので、図案を考え始めてみた。いつになく早い。

レターボックス

いつか増えていた
年賀はがきの束のなかで
死んでしまった昔の友達とか
好きじゃなかった女の子とか
ちゃんと時間が過ぎるとしたら
雪を解かす流れのように
あるいは果物KNIFEのように
その表面を削りとりつつも
ただ 残像の速さでもって
闇から闇へと変わる一部始終を
次から次へ
見届けようと思うよ


 2002年12月13日(金) デリケート球根レプリカ 

夜、下北沢440でrisetteのライブ。
昨日まで定時で終わってたのに、こういう日に限って仕事が延びるんだよな。参ったー。
でも、まだ日が浅いので「今日は帰らせてもらいます!」とは言いにくい雰囲気で。
ま、けっきょく間に合ったので平気さ。

ライブ後、「焼肉屋さかい」で軽く打ち上げて解散。
森野さんと事務所へ戻って、朝までウダウダとミーティング。ちまちまと着メロ作ったり。


 2002年12月12日(木) 武富士・宇多田・サン=ラ好き 

へくちーん。
うー、風呂上がりに、電気つけっぱなしで眠っちった。エヘ。

ドストエフスキー「地下室の手記」(新潮文庫)読了。
あー、これは読んでもサッパリわかんない人は多いだろうと思った。
逆に怒り出しちゃってもおかしくないし。
コレとかニーチェの「ツァラトゥストラ」なんてのは、まるまる一冊かけて
ある特定のタイプの人たちを糞味噌に貶してるだけ、って読み方もあるから。
ま、こんくらい自意識過剰だと、毎日が地獄なわけだし、他人に(あるいは自分にも)毒づきたくもなるわな。

うおー、今夜はあんかけチャーハンだ。うめー。片栗粉ばんざーい。
具は冷蔵庫の余り物をぜんぶブチ込んで。
しかし「余り物」ってなんだろう?別に余ってるわけではないよな。食べるんだし。

▼購入書籍
黒田硫黄「セクシーボイス アンド ロボ #1」(小学館)


 2002年12月11日(水) 癒しゾンビ、集まれー! 

朝食にベーコンエッグをじゅじゅーっと焼いてみた。
のんびり食べつつも仕事をテキパキ。卓上カレンダー作り等。

そしてバイトへ。外は猛烈に寒いが、それでも冬はいいな。

夕食制作は、メイン・サブ共に失敗。ひもじさと切なさと味のまずさと。
やはり揚げ物は敷居が高かったのか…。
しかし、悔しいのでドンキホーテへ調理道具を買いに行くことに。あほだなー。


 2002年12月10日(火) タイムゾーン 

朝から保険の手続きで郵便局へ。

夜、市ヶ谷の「でん」でToya君と密談。
まぁ酔っ払ったついでにいろいろと来年のハッタリ抱負をかます。むむー。

帰って仕事。そろそろ動き出さないと破滅の日が近い。


 2002年12月9日(月) 割腹自殺 ver.3(ホーム・エディション) 

くるっぽー、くるっぽー(ハト)
少し肌寒いが、夜明けと共に週明けの心地よい目覚めが訪れる。
コンビニエンス・ストアの赤飯おにぎりと、日東ダージリンティー、
という実にエレガントなコンビネーションで朝食を済ませる。
10分で支度を整え、玄関の扉を開くと、白く、冷たく降り積もる雪。
無謀と知りつつ、傘を差しながら自転車に跨り、私は駅へと向かった。

例の魚喃キリコ「strawberry shortcakes」読了。立読みだが。
一時は「結婚したい!」とまで(俺が)思いつめたナナナンだが、最近は一転して厳しい評価なのですよ。
なんかこう、“いかにも”な安っぽい話を敢えて描く必要は何なのか?
普通すぎて逆にリアリティがないというか。
そこを跳び越えて存在するモノを提示していくべきではないか、と。

今日のクッキング。鶏肉とナスとピーマンの中華風いため。
あはーん、我ながら感動するくらい美味しかった。
惣菜コーナーで買った揚げ出し豆腐もあったんだけど、「こんなの食ってらんねーよ」って気になったもの。
ま、片栗粉と中華スープの素とごま油があれば何を炒めても良いってことで。

▼購入雑誌
「Quick Japan vol.42」(太田出版)


 2002年12月8日(日) 破・恋・血 

起きてみたら、髪もカラダも温泉くさーい。ちょっとイヤかも。
そして箱根は朝から雪。
せっかく遠いところまで来たんだから、雪くらい降ってくれなくっちゃね。
ドライブしつつ、芦ノ湖とか、大涌谷などを軽く観光。ちゃんと黒玉子も食べた。
蕎麦処「梢月庵」で天そばを食す。

夜、risetteのスタジオ練習を覗きに新宿JAMへ寄る。お土産を渡したかったので。
マイシティの「くじら軒」でラーメン食べて帰った。

青山ブックセンターに昨日発売の魚喃キリコの「strawberry shortcakes」が出てたんだが
ありえないっつーくらい大量に(300冊とか)積んであって驚いた。

▼購入書籍
黒田硫黄「黒船」(イースト・プレス)


 2002年12月7日(土) 距離と体温 

さてさて、8〜10月にやってたバイトの打ち上げに呼ばれたので参加。
とりあえず車に乗せられて、え?これから箱根行くの!?という感じ。
知らずにノコノコ来るほうもアレですが。

なんとまぁ、仙石原に温泉つきのマンション(別荘)をお持ちだそうで。
ほえー。世の中にはいろんな人がいるものですね。
コタツを囲んで、ぐつぐつ煮える鍋をつついたり、温泉に入ったりして楽しむ。
なんか知らんが、ま、いいか。冬だし。


 2002年12月6日(金) かわいい女 

5時起床。おおお、どんどん起床時間が早まっていく〜。
ゆっくり朝食を食べて、ねぐせも直して、ちゃんと時間をかけて洋服を選ぶ。
この変化はなんだろうねー?自分でもよくわからん。気持ち悪すぎる。

料金が後日清算になっていたのを思い出して、こないだの病院へ。
お金が返ってくるなら、と思って朝早くからムリして行ったのに、たった20円しか戻ってこなかった…。

仕事に遅刻しそうになったので、笹塚には戻らず、中野までチャリで行く。
やっぱり間に合わん!と思ったら運良く総武線が大幅な遅延で証拠隠滅。へへーん。

夕食はカルボナーラ。初めてにしては上出来?匂いだけはホンモノだな。

てなわけで、起きて仕事行って、食事、睡眠というサイクルも既に三日目。
うーむ、ホントにもう、これで目一杯の生活だと言いはることもできるよなー。
家庭があればなおのこと。こうやって十年、二十年と暮らしていく人のことは責められないけど。
でもこんなのは前提で、勘定に入らないくらいじゃなきゃどうにもなんないような。
うはは。三日働いたくらいで、定年まで勤め上げたような態度になってしまうところが既に失格ですが。

▼購入書籍
中上健次「紀伊物語」(集英社文庫)
アゴタ・クリストフ「悪童日記」(ハヤカワepi文庫)


 2002年12月5日(木) じれったい愛 

6時起床。あれ、昨日は何時に寝たんだっけ?
朝風呂に入る。朝食は納豆、味噌汁、温泉玉子。
時間があるので布団で読書。
吉行淳之介「暗室」読了。うっぷ、朝から読む本じゃなかったわ。
ええと、いつも通りの設定ながらも、文章の隅々にある種の決意と熱意が見てとれる作品。

仕事へ。ヒマな時間は考え事をして過ごす。
なんつうか、職場でモノを考えると内省的になりがちですね。
冬の買い物リストを書き出してみたり、来年の個人的計画を立てたり。
あとさ、同じフロア内に150人以上いる職場ってすごいよな。人間観察。

帰りにヨドバシでCD-Rを大量購入。
今夜は、豆苗とセロリの豆板醤炒め、豚タン塩。


 2002年12月4日(水) ラズベリー・キッス 

おいっす。
寝坊しちゃいかんと思って1時ごろ眠ったら、7時に目が覚めた。
ちゃんと朝食を摂る生活に憧れ始めたので、紅茶とパン。貴族だね。

バイト初日。よろしくね!
うーん、こういうのは人生で何度目だろうか。ひい、ふう、みい…・
ちゃんとしたデスクワークの職場としては、7つか8つめかな。
多いのか少ないのかはわからないが、だからと言って特に何もないや。

とっとと帰宅。今日も夕食作る。
チンゲンサイのおひたし。じゃこ入りおろし納豆。

▼購入雑誌
「TVブロス」(東京ニュース通信社)


 2002年12月3日(火) チョモランマとK2 

昼、飯田橋へ。バイトの担当者に会って仕事内容について説明を受ける。
なんとまぁ、明日から早速出勤ということで。期限もなく。
あっさり決めちゃったけどいいのかな?なんか流されてないオレ?
こうやって生きていくものなのかしら。

時間が余ったので久しぶりに中野へ。
うーん、中野は第2の故郷のような気がしてきたよ。帰るべき場所があるのはいいことなんだろうな。

またしばらく自炊でもしようかという気持ちになりつつある。
少なくとも、自分の食べたいものくらい、自分で作れるべきだとは思う。
今日はサバの味噌煮、チンゲンサイとエノキの中華いため。もぐもぐ。90点くらい。

▼購入書籍
トルストイ「アンナ・カレーニナ(上・中・下)」(新潮文庫)
黒田硫黄「大日本天狗党絵詞(4)」(アフタヌーンKC)
黒田硫黄「大王」(イースト・プレス)


 2002年12月2日(月) 埋立地を走る節足動物 

さくっと起きて、いろいろと雑事。

テレビで「狼たちの午後」(1975年アメリカ/シドニー・ルメット監督)を観る。
アル・パチーノといえば、こないだ飛行機の中で
「インソムニア」(2002年アメリカ/クリストファー・ノーラン監督)観たな。普通につまんなかった。
しかし、これは非常に面白い。シビれました。ある意味、この手の犯罪モノのお手本だね。

夕方に雨が降ってきて、一気に意気消沈。部屋の隅でどんより過ごす。


 2002年12月1日(日) GO FUNK 

朝早くから新宿へ仕事用の書籍を買いに行く。
しまった!コンピュータ関連の高い書籍はヨドバシで買ってポイント貯めればよかった…。
ついでにマンガをたくさん立読みしておく。マンガはルミネ1のABCのほうが広くて読みやすいね。

昼過ぎ、前のバイト先から電話がかかってくる。
お、もしや仕事探さなくてもいいのか?引く手あまただな。

夜、新宿でノハラさんと食事。お土産渡したり、もらったり。

リゼットがタワレコのインディーチャートで6位だそうで。順調なようで一安心。
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfRanking.jsp?PERIOD=WEEK_TOTAL&DISP_NO=002104000000
めでたいんだが、このチャートの基準がよくわからんな…。

▼購入書籍
黒田硫黄「大日本天狗党絵詞(2)(3)」(アフタヌーンKC)

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