2002年9月30日(月) 汚れたパールライス 

代休っす。あれ、休んでばっかり?
昼すぎにようやく昨晩からの作業のケリをつけて、免許センターへ。
府中はやっぱりヤメ。駅からバスなんか乗りたくないもん。雨だし。
眠ってないから眼の下がドス黒い。わーい、くまさんだよー!死んだふりー。

視力検査。さっそく(流れるような動作で)メガネ装着!
視力がアップしすぎて、なんと透視までできるように!ならない!
初回なので、講習はみっちり2時間。もちろん記憶ナシ。
ていうか始まる前から眠ってたようだ。
椅子の安定が悪いのは眠らせないための策略なのだろうか、先生。

夕方、ちょっとだけ気力が残ってたので散歩。
東陽橋を渡って、汐浜運河沿いの遊歩道をぶらぶらと。
工業地帯と大型マンションという、重苦しくも美しい組み合わせの景色が、
雨の中にうすぼんやりと浮かんでいて、
歩いてる人もほとんどいないし、赤や黄色のレインコートを着させられた犬がいたりして、
まぁぼちぼち写真なんぞ撮ってみる。
HOW SOON IS NOW.

さらに2駅歩いて、門前仲町ブックオフへ。
ここは穴場じゃないかな。まだ強者のブックハンターには掘られてないかんじ。
狭い店舗なのにフロアにバイトが10人以上いたぞ。邪魔だ。
んで、値札のついてない写真集があって、
1000円くらいなら出してもいいかな、と思って店員に尋ねたら、300円にしてくれた。ラッキー。
(チガウ!自分で剥がしたんじゃないよ!)

給料日。ほくほく線に進路を取りつつ、家賃を振込む。
今月の反省。こうまで忙しいと、どうしても計画が後手・後手になっちゃうよなぁ。
スケジュールはムリヤリこなしてるとしても、こなしただけじゃ身に付かない。
なにごとも準備を整えてから(真剣)勝負で。

▼購入書籍
吉行淳之介「暗室」(講談社文芸文庫)
セリーヌ「夜の果ての旅(上・下)」(中公文庫)
Reinhold Messner「Die Alpen」(sturtz)


 2002年9月29日(日) ねこ・ねこ・幻想曲 

なして日曜なのに朝からバイト行かなきゃなんねえだ。(んだ、んだ。)
(怒りを抑えつつ)超スピードで自分の仕事だけ終わらせて、あとは高みの見物。ふはは。

PM10時帰宅。ぐったり。
最近、よくレジでお金出して、金額足りてないのに平気で出したつもりになってることが多くてさ。
「あのー、お客様…?」ってなもんだ。
ゴミ捨て場で、ゴミと間違えてカバンのほうを捨てちゃうCMみたいな感じでね、イヤですね。
シャッキリしなくちゃ。

▼購入雑誌
「COOKIE SCENE vol.27」(ブルース・インターアクションズ)


 2002年9月28日(土) マルメンでヤニクラ 

昼までぐっすり眠る。すでにこの季節で部屋が寒いんだけど、大丈夫なのかなぁ。

ビデオで濱マイクのラスト2回を観る。ようやく時間が取れたよ。
でも、結局スマ×スマなんかに視聴率で負けちゃうんなら、それまでだよなぁ。残念。

アイザック・ディネーセン「夢みる人々 七つのゴシック物語1」(晶文社)読了。
文中の語り手が話すストーリーの中にまた物語を語る人が出てくる、という構造の表題作!

夜、ツガイ君と、恵比寿のエコー劇場にアミューズT・G・A・C( http://www.amuse.co.jp/classofg/ )の
お笑いライブを観に行く。
コントグループWAGEね。頑張ってますね。野中に久しぶりに会えたな。
駒沢通りの「香月」でラーメン食べて帰る。

帰って仕事だし、明日はバイトだし。


 2002年9月27日(金) あべこべ戦争 

気持ちわりーよー。地下鉄の吊り革に両手でつかまりつつ、しゃがみこみたいのをひたすら我慢。
低血圧だから、って寝坊して偉そうにしてるヒトや、
起こしてもらっておいて機嫌悪くなるヒト達が大嫌いなので、あまり言いたくはないのですが、
それでもやっぱり朝は辛いものです。
子供の頃は、元気の(無駄に)有り余ってるクソガキだったので
朝礼の最中とかにビターン!と倒れる人々を羨ましく思っていたんだけど。

時は流れ、AM2時半。タクシーで家路に着く。
雨なので家の前まで乗せてもらおうとするが、道を説明するのに四苦八苦。
チャリンコは駅にほったらかしだぜ!ホー・チ!


 2002年9月26日(木) 真弓ダンス 

昨日は食べ過ぎた。膨満感スペシャル。
夜中にチョコチップスナック(9本入り)と、ポテトチップ1袋という最悪の食事。

自転車で駅へと向かう途中、ふわりと漂う金木犀の匂い。
トイレの芳香剤なんて言われたりしてイメージ悪いようだが、けっこう好きだったりするよ。
いろいろあって胸が詰まるね。匂いと記憶。プルーストのマドレーヌ。

AM1時帰宅。今日もさよなら。


 2002年9月25日(水) 首吊りネクタイ 

急遽、ぽっかりと休みをもらう。あらま。突然言われても困るなぁ。
とりあえず眠りだめでもしておこうか…。

午後、森野さんの引越し(部屋移動)の手伝いに呼ばれる。
よいしょっと。電源ケーブルはなるべく見えないように。
スピーカーは上からぶら下げたいね。

買出しを兼ねて、下北沢へ。鎌倉通りの「やじるし」でつけ麺。
新しいティンスター事務所(有限会社ライフライク)へちょっとお邪魔してみる。まだ引越し途中。
新規に揃えたモノが多いねー。物欲番長だな。
ミウラさんと柿沢さんに会う。挨拶および雑談など。

南口駅前の「てんや」で上天丼。食費使いすぎだー。
帰って洗濯。

▼購入雑誌
「TVブロス」(東京ニュース通信社)


 2002年9月24日(火) ラップ呪詛 

曜日の感覚がわからなくなってきた。
近くにコンビニもないしさ。休憩も特にないときたもんだ。
まぁ今日は待ち時間も多かったのでラクラク。解放されたのはPM6時。
風呂に入りたいのは山々だが、このままで帰るのもつまんないので新宿ABCへ。

黒田硫黄「セクシーボイス アンド ロボ」「茄子」を立ち読み。
以前読んだ「黒船」はさほどピンとこなかったんだけど、やっぱり面白い。反省。
どうもページ内のスミの割合が多いマンガ(「北斗の拳」とか「ジョジョ」みたいな)は苦手で、
昔から読み飛ばしてきたんだが、無理して読むといいことあるね。
絵がダントツにうまいってのはデカいなぁ。うーむ。筆か…。

笹塚で森野さんと夕食。まぐろづけ丼とビール。
事務所へ寄ってFAX送ったり。ティンスター事務所はもう引っ越してた。

AM0時帰宅。


 2002年9月23日(月) 熱っぽいの! 

ちゃー、しゅー、めーん!

思い出せないな。ええと確か午後から出社したはず。
作業は難航を極め、AM5時まで働いて翌日への課題を残す。
ううむ、終わりがなかなか見えてこないよ。
会社の宿泊室で3時間ほど眠る。


 2002年9月22日(日) 我等は科学なり 

♪せぷてんばーれいんっ、れいんっ 9がつのあめーはつめたくてー

日曜日というのに、朝からバイト。えっちらおっちら。
朝までの予定だったが、それじゃ終わりそうにない、という判断でAM0時半帰宅。続きは明日。
借りてたレンタルビデオ観てないので返却に行けない…。

吉行淳之介「札幌夫人」読了。
ちゃんとオチがあって、洒脱なショートショート風の短編集。観察者の目線が巧い。


 2002年9月21日(土) コギト・エルゴ・スム 

寒くて目が覚めた。
どうやら会社の会議室の机の上でウッカリ眠っていたらしい。
電気は消えていて、おそろしく広い部屋には既に誰もいない。
出るときに起こしてくれてもいいと思うんだが…。

その後、新宿に届け物をしてから解放される。AM10時。
もう店も開いてる時間なのでヤケクソで買い物なんぞしてストレスを発散(八っつぁん?)。

映画「女房の殺し方教えます」(1964年アメリカ/リチャード・クワイン監督)をTV録画で。
ジャック・レモン主演ね。まぁ普通。
もうちょっと深いところまで内面を描かないと、オチが生きてこないんですが。

風呂掃除。押入れの整頓。布団を干す。

夕方、092くんとぶんこさんが来宅。
リクエストに応えて、ホットプレート持ってきてくれたよ!ワーイ。
ということで早速、広島風お好み焼きに挑戦。激ウマー&満腹。
フジロックのビデオをさらにオススメだけダイジェストしてもらいつつ、現場の体験談を聞く。ふむふむ。
最近の新譜もいろいろ聴かせてもらう。
んで、アイス食べながら092くんとウタダ問題について熱く語りあっていたら、
「MUGA様とおーたむSAN」(?観たことないんだが)の会話のようだとぶんこさんに一笑に付される。わはは。

▼購入CD
NOTRE-DAME「COMMENT L'AMOUR EST MORT」(Quince)


 2002年9月20日(金) ポマードを隠す兄貴 

20時間連続勤務。その後、3時間だけ仮眠。
こういう日はどうしようもない。

別に眠いとか、体力がどうのこうのなんて事を言いたいわけじゃなくて、
もうちょっと効率のいい方法を考えるとかさぁ、より完璧を目指すとかね、
新しく考えるべきことはいろいろあるだろうよ。
少し不服ではある。


 2002年9月19日(木) 金属甲子園 

経費で昼食、差し入れで夕食。
まぁたまにはこのぐらいラッキーなことがあっても許されるのではなかろうか。

AM0時帰宅。自由になる時間がなかなかとれない。

吉行淳之介「星と月は天の穴」読了。
すらすらと読めるのは文体に慣れてきたからか。
このくらいの長さが電車の中で読むのに最適だな。往復20分ずつとして、2日で読める。


 2002年9月18日(水) サイバー先祖様 

朝の通勤電車で、眠気と吐き気に襲われつつ、君は人生に絶望している。
ささやかながらも生きていくことの責任の重大さに気付き、
ならばいっそのこと、ここで投げ出してしまおうかと思いはじめる。
しかし、現実的に言って、その覚悟をもってすれば、何だって怖いものはないということに気付き、
まったく別の、新しい生活を今から踏み出すことを思い描いたりする。

日常とは、その2つの想いの間で永遠に揺れ動く、振り子の姿に似た何かである。

死のう、(だったら)こうしよう。
死のう、こうしよう。
死のう、こうしよう。

…士農工商。


 2002年9月17日(火) ボールボーイ負傷、非常事態宣言へ 

天気悪いが洗濯してから出勤。

帰宅中にTEL。音楽の仕事を紹介していただく。
なかなか面白そうだけど時間あるかなー。
名刺はムリヤリにでも配っておいて損はなかったね。

帰ってすぐ仕事。
森野さんと、CDジャケットの入稿用データを準備。
帯の部分で画像の幅が足りなくなって焦る。まぁ適当にごまかしてみたけど大丈夫かな。
バンド運営について話をしたり、いつものように音楽聴きつつも、目と手は必死で作業。
AM5時完了。早く眠らないと明日のバイトもかなり大変!


 2002年9月16日(月) 8分のバニラ 

朝からあいにくの雨でしたが、我々は阿呆なので山に登ってきました。
モリノさん+ツガイくん+シータコさん。
場所はおなじみの高尾山。蕭々と降る雨の中を、スタコラサッサと。
まぁ景色は全く何も見えませんでしたけどね。
かなり寒かったので頂上でおでん。はふはふ。
他の登山客はほとんどいなかった。まぁ傘さしてまで登らないよな普通。

そのままウチに戻って焼肉パーティ。
引っ越してから、焼肉は初だよ。部屋が汚れるからな…。
油が散らないように適度にガード。
リクエストにより、お好み焼きも焼いてみる。あ、豚肉入れ忘れた!

夜中、英国のカサイくんから国際電話がリンリンリン。
日本からの電話の掛け方を教わる。全部で18ケタ。


 2002年9月15日(日) 赤兎馬 

起きたら正午!あちゃー。せっかく免許更新に行こうと思ってたのに、すでに危険な時間。
シャワー浴びたり、いろいろ片付けてから駅へダッシュしたんだが、せっかく作ったメガネ忘れてやんの。
…ということで諦めました。スッパリ。
写真を現像に出しただけ。
この後、行ける日ってあと何日あるかなぁ。面倒臭い。

夜、LA帰りの野原さんと新宿「はてな亭」で食事。ささやかな誕生日会。

吉行淳之介「裸の匂い」読了。
俗っぽい内容。巨匠になってしまわず、サラッとB級なものを書くのも大変ですよ。


 2002年9月14日(土) 舞台と奈落 

夜中に飛び起きて朝まで読書。村上春樹「海辺のカフカ」読了。
そんな急いで読まなくても、という気はしたけどまぁいいじゃん。
うん。いろんな読み方のできる本ですね。
ただ、ちょっとテクニックというか、文体を重視しすぎじゃないかなぁ。
(読んでて)つっかえるところが多い。

午後、メガネを作りに行く。
初心者なので、やっぱ誰かに連れてきてもらえばよかった。
ウロウロしたあげく適当に選ぶ。安いからいいか。
かけるとクラクラするよ〜。オエー。慣れないと気持ち悪い。

夜、下北沢の「鳥海亭」で100%GIRLの二人と面談?会食?飲み会?
日記読んでます、と言われて参ったね。嘘日記なのに。
ノリさんと神谷くんも一緒にちびちびと飲む。料理はけっこう美味しい。出てくるまでが遅いが。

AM1時帰宅。


 2002年9月13日(金) フリーメーソン屋台 

なんだかやたらと出費がかさんでるようなんだが、来たるべき冬の時代に備えて貯金しなきゃ。
いろいろと今後の活動予定を立てる。人間関係は大事だよな。
今のバイトは忙しいが、はっきり言って精神的負担はゼロという事実。
勤務時間が終わればスッパリと忘れていられる仕事なんて、滅多にないもので。
ここで本業にチカラを注がねばムダというもの。…でも本業ってなんだろね。

新刊で出てた南Q太「夢の温度 あき」を立読み。
そうそう、コレは連載中から好きなシリーズでした。全4巻の完結編。じんわり。

胃がシクシク痛む。帰ってバッタリ倒れる。あとはよろしく。

▼購入書籍
村上春樹「海辺のカフカ(上・下)」(新潮社)
宣伝が大規模すぎてダサイなぁ。買う気なくなるジャン。


 2002年9月12日(木) 中興の祖 

AM1時、電車で帰宅。
こんな毎日じゃ部屋がどんどん汚くなっていくよ。あーれー。
そして、本屋に行けない日が4日続いて超不機嫌に!
まぁそれはともかく、ここ10年間を平均しても3日に1回は本屋に行ってるんじゃないかね。
書店連盟から表彰されてもいいよなー。もしくは立読みによる営業妨害で訴えられるとか。

吉行淳之介「夜の噂」読了。
こういうドロドロしたのは面白いなー。吉行の長編作品では一番かも。
新聞の連載だったらしくて、かなりミステリ&エンターテイメント。
ホントにバー通いして遊びながら、コレを書けるって凄い。

非常に疲れてるんだが、週末、ゆっくり休みたいというより、むしろ人間的な生活をしたいと願う。
休日にわざわざアウトドアへ繰り出すサラリーマンの気持ちはよくわかりますよ。
てことで連休の予定を(必死の形相で)調整中。行動的だな。

誰か!


 2002年9月11日(水) 好意としての行為 

さすがに今週3日目になってバテてしまった。
文句は言うまい、と思いつつ、効率の悪さにイライラ。ノロノロした作業で残業したって偉くもなんともないぜ。
タスケテー!
AM4時、TAXIで帰宅。なか卯で月見うどん。

▼購入雑誌
「TVブロス」(東京ニュース通信社)


 2002年9月10日(火) カフェ俺 

ずっと洗濯してねえじゃん!前人未到の9日目。
ベランダのサンダル、雨が降るとたっぷり水がたまるんだよなぁ。おっかしいな。
しかも全然乾かないでやんの!最低。履くと気持ち悪い。ちゃぷちゃぷ。

通勤中にふと気付いたら、けっこう視力が回復してた。
良くもないけど、先週の、看板や標識が何も読めなくなってた時期に比べれば格段にマシ。
やはり眼性疲労だったか。仕事中は目の酷使に気をつけよう。

今日はなんとか終電で帰れたのさ。

マイバースデーということで、古い(小学校から!)友達の女の子が素敵なメッセージを贈ってくれた。
ホロリ。


 2002年9月9日(月) 顔面セーフモード 

3時間眠ってバイトへ出かける。ん?まだ若いのかも。

でもやっぱり無理。ヨロヨロと倒れそうになるのを一日中必死で耐える。飲みすぎた。
こういう日に限って仕事も忙しいときたもんだ。AM2時半帰宅。
ぐええ。


 2002年9月8日(日) ABCD海岸で 

朝からrisetteのジャケットの制作作業。大詰め。そろそろ終わらせないと迷惑が掛かる。
ギリギリのところで面白いアイディアが浮かぶのを待つ。

昼過ぎ、下北沢でrisetteのライブの手伝いへ。
ニューカメラを初めて使ってみた。慣れないと難しいねー。
練習だと思ってガシガシと撮ったけど、多分まだまだダメだわ。現像しなくても分かる。緊張しすぎ。

BASEMENT BARは音があんまりよくなかったけど、ステージの感じは良かったんじゃないかね。
まぁ久しぶりに来たら店内は随分変わってた。
お客さんもたくさん入って賑やかだったし、イベントとしてはけっこう面白かったはず。

打ち上げで各方面との交流を深めつつ、まったりと歓談。こういう雰囲気は好き。移動しやすいし。
明るくなりかけたAM5時ごろ、自転車で帰る。


 2002年9月7日(土) 亡骸を・・・ 

久しぶりに笹塚図書館へ。土曜日はさすがに人が多いなぁ。
イギリスの旅行ガイドを何冊か読んで下調べ。

Toyaくんを誘ってICC( http://www.ntticc.or.jp/ )にダムタイプ《ヴォヤージュ》展を観に行く。
うむうむ。
今後、このあたりの領域にまで興味の範囲を広がりそうな予感がしてるので、そのとっかかりとして。
レーザーと電動プロジェクターを使った、なかなかカッコいいインスタレーション。そっけないのが良い。
ビデオも少し観れたので満足。
同時開催の池田亮司《db》展は混んでて予約制とのこと。無響室に入ってみたかったが…。
新宿で焼き鳥食べてから解散。


 2002年9月6日(金) スーパーはぼき 

仕事中、友人のタレコミにより訃報を知る。

もちろん、相手に瞬時に殺意を覚えましたが、
そして、一時は不幸な結末になるように望みさえしましたが、
結局そういう考え方をしたのでは「DEEP RIVER」を聴いたことにはならないんですね。
それじゃ意味が無い。せっかくの作品を冒涜するわけにはいかない。
だからまぁ仕方のないことだと思うのです。
"Traveling"のPVでの「ありえないテンション」を既に見せられていた我々にはグウの音も出ません。

…でも歳の離れた人っていうのはもう止めにしませんか。
誰が敵で誰が味方かわからない。人を信じることができない。占領下の都市のようで。

ということで今日はおそうしきです。
キャビアと黒パンと黒ビールと、いか墨のリゾットとコーヒーとチョコレート。

まぁ、それはそれとして。
イサク・ディーネセン「バベットの晩餐会」読了。
ホントはこっちのほうが大事な出来事。
電車乗ってたんだけど、読んだ後、文字通りブルブル震えちゃってタイヘンでした。
僕が今までに読んだ短編で、永遠の心のベストワンに君臨しているのは
フィッツジェラルドの「The Captured Shadow」なんだけど、それとほぼ同じ感触の作品。
これを本当に人間が書いたのかどうか疑わしくなる程、信じられないような話。
続けて2回読む。併録の「エーレンガート」もほぼ同じ主題で、当然ながら大傑作。

2002年、イサク・ディーネセンを(自分の中で)発見したことは、今後かなり重要な意味を持ってくるだろう。

残業。車で送ってもらってAM2時半帰宅。


 2002年9月5日(木) ボク、ベン・ジョニーク! 

普通に眠ったはずなのに、一日中うつらうつら。
うまく目が覚めてくれない。
もうちょっと経てば生活はラクになりそうなんだけどね。まだまだ課題が多い。

柴田元幸編訳「夜の姉妹団」(朝日新聞社)読了。
同時代の現代英米小説が苦労せず読めるのはいいことだ。
ただ、そろそろ柴田元幸の対抗馬、というか、もうちょっと違った守備範囲の、
個性的な翻訳家/英文学者が出てきてくれないとねえ。


 2002年9月4日(水) 淋しい熱帯魚 

今日は変則出勤で、バイトは午後から。
で、午前中は家に居たんだけど、タイミングよく先日ヤフオクで買ったカメラが郵便小包で届く。
久しぶりに高い買い物したかもなぁ。さてさて、何を撮ろうか。わくわく。
とりあえずちょっと練習してから旅行だな。APS時代が終わる…。

夜、新宿で降りるのが嫌になったので、東中野まで行ってブックオフへ。
かつての生活エリアに近づくとドキドキするよ。あれから半年以上か…。
早くも「懐かしの風景」という印象になっているのはびっくり。
やべー。歳を取ってから来ちゃったりしたら、その度に涙をこぼしかねん。TOKYO。

夜中、森野さんと電話で打ち合わせ。そっか、新しいアー写撮らなきゃ。

▼購入書籍
イサク・ディーネセン「バベットの晩餐会」(ちくま文庫)
ソルジェニーツィン「イワン・デニーソヴィチの一日」(新潮文庫)


 2002年9月3日(火) 最重要門外漢 

そーれっ!

朝から吐き気。昨日の晩ゴハンを食べ過ぎたせいだ。
数日前から、喉のところの皮膚がかぶれて赤くなってるんだけど、原因不明。
忙しい時期にこういうのってすごく面倒だな。
引出しの奥に眠っていたステロイド剤を塗ってみる。でもこれ副作用あるんだよねー。

写メールで甥の写真を送ってもらう。ばぶー。

吉行淳之介「鞄の中身」読了。
脂の乗ってる時期、という印象。
エッセイ風だったり超短編だったり、夢日記だったりと一見バラバラなのがまた怖い。
フランツ・カフカ「カフカ短編集」(岩波文庫)読了。
エヘ。予習ですか?


 2002年9月2日(月) アキレス腱断裂クラブ 

朝からベランダでグルグルと洗濯機を回す。9月だというのにアホみたいに暑い。
いろいろと雑務をこなしたり本を読んだり。

先週見逃しちゃったんだよなぁ。濱マイク。
浅野忠信と永瀬正敏が出てて、こんな映像でこんな話って本当につまんねえ。切り口は他にあるでしょう。

姉夫婦に子供が生まれたそうな。おめでたい。甥。
ネクスト・ジェネレーションってことだよな。
はいりはいりふれはいりほー、はっはっはっ、はいりはいりふれっほっほー
(ナレーション)「わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい」

まぁ伯父がこんな人だったら僕はイヤですが。


 2002年9月1日(日) なぐさめて抱きしめる 

いつのまにか眠ってたので、シャワーを浴びて再起動。すぐに昨日の続き。
休日に家で食べる蕎麦は美味しいニャ。ずるずる。
CDの帯をね、失くさないようにまとめて保管してるんだけど、資料用に出してきて数えたら150枚くらいあった。
輸入盤と中古ばっかり買ってるのに、意外とあるんだよなぁ。

発売されて間もないJ・アーヴィングの新作「第四の手」を贈っていただく。わーい!
ちょっと早いバースデープレゼント。

夜、スタジオ終了後のrisetteと新宿で合流。ジャケットの出力をメンバーに見せつつ打ち合わせ。
なんとかOKが出そうなのでホッとする。2ヵ月分の肩の荷が下りた感じ。
「源火」でラーメン食べた後、久しぶりに事務所へ。
西村くんの話題の新作も聴かせてもらう。おお、これは!

吉行淳之介「男と女の子」読了。
短編集。この中の「決闘」は以前どこかで読んだような記憶が…。
でも、文体に覚えがないので、TVドラマだったのかもね。どっちにしてもかなり昔の事だ。

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